カラーの画像モードは、RGBとCMYKの2種類があります。それぞれ発色方式が異なり色の領域も違います。
印刷にはCMYK4色のインキを使用しますので、ご入稿前には必ずCMYKにしてください。
RGBはRed(赤)・Green(緑)・Blue(青)による発色方式です。パソコンのモニターやデジカメの色表現に用いられ、赤(R)・緑(G)・青(B)の3色が掛け合わさるることで白に近づきます。
CMYKはCyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)による発色方式です。プリンターなどの色表現に用いられ、シアン(C)・マゼンダ(M)・イエロー(Y)の3色を掛け合わせることで黒に近づきます。プロセスカラー印刷では、Cyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)・BlacK(ブラック)の4色でフルカラーを表現しています。
CMYKはRGBに比べ色の領域が狭いため、RGBからCMYKに変換すると、
CMYKで再現できない色の領域が近い色に置き換えられます。特に蛍光色の様な色はくすんだ色なります。
メニューの「ファイル→「ドキュメントのカラーモード」で「CMYKカラー」にチェックが入っているか確認して下さい。 「RGBモード」になっている場合はここで「CMYKモード」に変換して下さい。
弊社テンプレートは、予めCMYKモードの設定で作成してありますので編集しないで下さい
トンボは印刷の仕上り位置、塗り足し部分を指定する為に必要 なものです。また、印刷過程においても多色刷りの見当合わせ の為に必ず必要なものになります。
トンボを付けたいオブジェクトを選択します。 メニューの「フィルタ」→「クリエイト」→「トリムマーク」を選択 します。
オブジェクトに線幅が入った状態でトンボを作成すると、その線の外側から仕上がりトンボが出来ますので、仕上がり寸法が変わってしまいます。必ず線幅を0にした状態でトンボを付けてください。
弊社テンプレートには、予め「トンボ」レイヤーが作成してありますので、編集しないで下さい。
印刷された物をトンボで指定される仕上がり位置で断裁する時、断裁機のわずかな位置ズレにより白(紙の地色)が見えてしまう事があります。それを防ぐ為に、仕上がりサイズの外側に3mmデザインを伸ばします。その部分を「塗り足し」と言います。この「塗り足し」を作る事により白が見えてしまう事がなく、キレイな仕上がりになります。また、仕上がり位置よりはみ出しているオブジェクトは断裁によって切れてしまいます。
弊社のテンプレートは予め、塗り足し(3mm)を含んだサイズになっておりますので、テンプレートの端まで絵柄を伸ばして作成して下さい。
印刷に必要なトンボと、仕上がりの抜きの目安になるアタリのレイヤーです。
このレイヤーは一切の変更を禁止しています。ロックを解除しないでください。
(誤作業防止のため、初期状態ではロックがかけてあります。)
カラー版のデザインを透けない仕上がりにしたい場合、ここにKで白版データを作成してください。
グラデーションやKの%を下げることで、半透明のデザインも可能です。
また、白で表現したいデザインもこのレイヤーにKで作成してください。
※カラー版に白でデータを作成されていても、後白版レイヤーに白版データが作成されていない場合、仕上がりは「透明」になります。
※白版不要の場合は、このレイヤーを削除し白版不要とご連絡ください。
絵柄のデザインはこのレイヤーに行ってください。
このレイヤー内のものはすべて印刷されますので、アタリやメモ書きは入れないでください。
また、クリアファイル等透明素材商品のデータ作成の際にも透明疑似のグレー等は入れないでください。
※写真は解像度を比較する為のイメージです。
解像度は原寸サイズで300~350dpiで作成したものを配置 して下さい。72dpiなどの低解像度の画像は、ガタガタとした粗い仕上がりになりますので印刷には適していません。 解像度はフォトショップで確認できます。
Web用の画像は72dpiです。
これはモニタ表示に最適な解像度ですので、インターネット上のキレイな画像を使用しても印刷時には粗くなります。
イラストレータによる画像の配置方法は、「リンク配置」と「埋め込み配置」の2通りがあります。
元ファイルとなる画像ファイルを参照する事によりイラストレーターファイルの容量は小さくなります。しかし、 画像ファイル名を変更したり、画像ファイルを別のフォルダに移動するとリンク切れが起き、イラストレーター上で画像が表示されなくなります。プリンター出力や印刷時も表示されませんので注意して下さい。
イラストレーターファイルの容量が増えますが、イラストレーターファイルと画像ファイルが一体化するのでリンク切れの心配はありません。
メニューの「ファイル」→「配置」から、配置したい画像を選択して下さい。 リンクして配置する場合は、「リンク」にチェックを入れて下さい。 画像を埋め込んで配置する場合は、「リンク」のチェックを外して下さい。
リンク配置で作成されたデータの場合、リンク元の画像データも同じフォルダにまとめて入稿して下さい
アウトライン作成しないと別のパソコンで開いた時に初期設定されているフォントや、近いタイプのフォントに 置き換わってしまいます。 そこで、イラストレータの「アウトライン作成」という機能を使って、テキストデータを図形化(パス化)します。 そうする事で別のパソコンで開いてもそのままの形で表示する事ができます。
アウトライン作成したデータの上書き保存後は、文字の編集ができませんので、
アウトライン作成前のデータも別名保存しておきましょう。
メニューの「オブジェクト」→「すべてをロック解除」を選択します。メニューの「選択」→「すべてを選択」を選択します。メニューの「書式」→「アウトラインを作成」を選択します。アウトライン化された文字はパス化されます。
オブジェクトに色を付ける指定は「塗りの設定」と「線の設定」の2通りあります。
「ヘアライン」と呼ばれる印刷できない線があります。パスで作成された線を「塗りの設定」で色指定しても、線として認識されません。画面上やプリンタでは表現されますが、実際には線の太さを設定していないので、印刷すると非常に細い線になり見えなくなる事があります。パスで線を描く場合は必ず「線の設定」で色指定して下さい。
印刷は「K(ブラック)」→ 「C(シアン)」→「M(マゼンダ)」→「Y(イエロー)」の順でインキを重ねていきますが、 用紙のわずかな伸縮による見当ズレで白い隙間(紙の地色)ができてしまいます。これを防ぐ為にK100%のオブジェクトに対して「オーバープリント(スミノセ)」という製版処理を行います。これにより、白い隙間が出る事なくキレイな仕上りになります。
弊社はK100%のオブジェクト全てに対して、オーバープリント処理を行います。
写真などの絵柄の上にスミベタ(K100%)のオブジェクトを配置した場合、オーバープリントによって下の絵柄が透けて見える仕上りになります。弊社はK100%のオブジェクト全てに対して、オーバープリント処理を行いますのでご注意下さい。
オーバープリント(スミノセ)を希望しない場合は、スミベタ(K100%)ではなく、リッチブラックにするか、スミベタ(K100%)に別の色(シアン1%など) を加えて下さい。
「別名保存」を選択すると、保存形式が選択できますので、必ず「Adobe Illustrator」形式で保存してください。
拡張子は「○○○○○.ai」になります。
「上書き保存」されると保存前の状態に戻れませんので注意してください。
必ず弊社のテンプレートをご使用下さい。
弊社テンプレートは、予めCMYKモードの設定で作成してありますので編集しないで下さい。
弊社のテンプレートは、塗り足し(3mm)を含んだサイズになっておりますので、
テンプレートの端まで絵柄を伸ばして作成して下さい。
ご入稿前に、必ず「トンボ」「アタリ」「カラー版」レイヤーにまとめて下さい。
また、「トンボ」「アタリ」レイヤーは編集しないで下さい。
画像が抜け落ちていないか、ご確認下さい。 解像度は原寸サイズde300〜350dpiの物を使用して下さい。
画像がリンク配置してある場合は、配置元画像データも揃えて入稿して下さい。
文字のアウトライン化がしていないと、違うフォントに置き換わってしまいますので、
必ずアウト ライン化をして下さい。
カラー印刷な場合、スミベタ(K100%)の部分は、オーバープリントになりますので、
下の絵柄が透けて見えてしまいます。ご注意下さい。